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いもはず
長野県住みのアラサー会社員。
夫とクサガメとの暮らし、2024年9月第一子出産。
趣味の刺繡を活かしてハンドメイド販売もやっています。
20代ラストの年、自分にも何かできないかと思いブログを始めてみました。
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両手に乗る命の幸せを忘れないように

私は日々の小さな幸せを忘れない為に日記を書いている。

今私が忘れたくないのは両手に乗っている小さな幸せ。

小さな小さな、命の幸せ。

生まれた瞬間は全然感動できなかった。
分娩台の上で「やっと終わった」と思ってた。立ち会った夫は泣いてくれたけど、全力で臨んだ命を生み出すという大仕事。
全身脱力、夫への感謝こそすれ、感動する心はついてこなかった。

初めて息子を抱っこした時、小さくてふにゃふにゃで簡単に壊れそうで何だかおっかないな、と思った。

命を生み出す出産という仕事が終わり、命を育てる育児という仕事が始まった。

日々のお世話は大変で、何が正解なのか、どういう風にするのが良いのかが分からなくて、ただただ死なさないようにと頑張った。

毎日のお世話を重ねることで、その命の重さを幸せだと感じるようになっていった。

毎日毎日よく泣く息子。
一日中抱っこして家事も進まず、肩腰も痛くて、好きなこともほとんどできない。

けれど、やっと寝た息子の寝顔をずっと見つめている自分がいる。
寝ている少しの間くらい好きなことをすればいいのに、息子の写真を撮ったり、育児日記を書き綴ったり、育児について調べたりしている。

大人になると、1ヶ月2ヶ月経ってもあまり変化はないけれど、赤ちゃんの1ヶ月2ヶ月は別人な程変わるものがある。

ふにゃふにゃガリガリだった身体はふっくらムチムチに、眉毛が濃くなったり、目が合ったら笑うように、泣き声以外の声が出せるように、ミルクの吐き戻しが減ってきたり、うんちの量や回数が変わったり。

1日、1日、日々息子は成長している。
今日の息子は昨日の息子とは違う。
私はその日その日の息子を忘れないでいたい。

今は両手に抱えられるほどの小さな命の幸せを、手を引いて歩ける幸せを、いつか私の背を追い越して自分の世界を生きていく幸せを、

忘れないように日記に綴っていきたい。

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この記事を書いた人

長野県住みのアラサー会社員。
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